レントゲンフィルム現像方法

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今時フィルム現像しているところは皆無でしょう。
昔作ったマニュアルが懐かしいので載せときます。
私たちおじさんは昔こんな面倒な仕事をしていたのです。

ぜんぜん覚えていないですが、昔のポータブルはディスチャージという作業をしていたんですね。


夜間Dr.用に作成したやつ。
(作成:新卒時のTakasblasta)

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準備

レントゲン室奥の暗室にある自動現像機のスイッチを入れる。

 スイッチを入れたら、自動現像機正面(シャウカステン前)にある液晶画面より、『処理可能』の表示がでるまで待つ。(温度表示で35.0℃前後が目安)

 『処理可能』の表示が出たら、フィルムを現像することが出来る。

撮影(ポータブル)

暗室内自動現像機横にある木製小ドア(未現像)より、撮影に必要なサイズのカセッテ(フィルムが中に入っている)を取り出し、撮影したい患者さんのもとへ持っていく。

このとき中は絶対開けないこと。フィルムが感光し、撮影できなくなる。

フィルムサイズ:一般的には胸部レントゲンは大角(2番目に大きい正方形のカセッテ)サイズ

撮影する。

照射すると同時にピンポンと合図がなるので、撮影終了となる。

すみやかにフィルムカセッテを患者背面より抜き、アームを元の位置へ戻す。(コンセントは抜かないこと!)

そしてチャージボタンOFFを、管電圧(kV)がゼロになるまで長押しする(放電作業)。この作業をしないと、装置内に電気が残ってしまうので、故障や感電などの原因となり危険である。

以上の作業が終了した時点でコンセントを抜き、装置を戻す。

現像

※暗室内の電気を消して、真っ暗にする。
(フィルムを感光させないため。赤いライトは点いていても問題なし)

以下の作業は電気を消し、蛍光灯を消した状態で作業すること。(赤ライトは点いている)

撮影済みのカセッテを暗室内の台に置き、カセッテ裏面のツメ2ヶ所を押し、カセッテを開け、フィルムを取り出す。

図1の現像機の蓋を持ち上げ、中にフィルムを左奥詰めで入れる。(図3参照)

後は蓋を閉めるとオートで現像してくれる。

約90秒後に、図2のフィルム搬出口よりフィルムが出てくる。

現像し終わった、フィルムの入ってないカセッテは台の上にそのまま、なにもせずに置いておいてください。

図3  現像機 入れるところ 結構レアな写真では?

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