磁気共鳴専門技術者の認定更新に必要な知識「Q2-12」2021年度版

2.メカニズムからMRI検査の危険性を理解する
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問題 「インプラント撮影想定」

以下の添付文書のインプラントが入っている被検者を撮影することとなった。


使用装置の条件は以下の通り
・3.0T-MR装置
・最大の空間的な静磁場勾配は8.1T/m
・SARとslew rateは任意に設定が可能

添付文書記載内容

静磁場1.5テスラ以下
最大空間勾配磁場は 720gauss/cm
MR システムが報告する最大の全身平均比吸収率 (SAR) は、6 分間のスキャンで 3w/kg


解答

この装置でヘッド送受信コイルを用いた撮影は不可能である。
その理由は静磁場強度が規制値を超えている、と空間的な静磁場勾配が規制値を超えている、である。

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