はじめに
日興ファインズ工業 などから販売されているファントムにはスライス厚測定用のファントムが内蔵されていますが、 そういったファントムを持っていない方は自作する必要があります。
MRIを新規で導入した際にメーカー付属であるのかはわかりませんが、数年前の、フィリップスと東芝とシーメンスには付属していなかった記憶があります。
日興ファインズ工業のMRIファントムに内蔵されているスライス厚測定用ファントムの寸法は、「角度15°、有効長30mm」なので、作成される方はそれに似せて作成されてもよいかもしれません。
ファントムサイズ
私の場合は、同じが嫌だったので、「長さ150mm、高さ40mm、幅40mm」
で作成しました。サイズは私の適当です。
おそらく他の人と絶対に同じにならないサイズです。世界に一つ。
このサイズのファントム使っている方いたら教えてください、思考回路が私と同じです笑
発注先はアクリル制作会社です。検索すると多数出てくるので確認して下さい。
素人の図面でも丁寧に作成してくれました。
これからオーダーする方はオリジナルのサイズで作成したほうが楽しいかも。
作成時注意点
発注の注意点として、先端部の強度が保てないので次の2種類のどちらかで発注する必要があります。
・長さは変えずに先端部を削る
・長さは変わってもよいので先端を削る
どちらでもOKです。
角度の算出方法が変わります。
日興ファインズ工業のように台形でもよいかもしれません。
あとファントムの中身は空洞ではなく、すべてアクリルで作成します。
作成される方へ
私と同じに作成しても成功するとは限りません。
撮影条件やポジショニングのし易さ、認定機構の条件やNEMAに準拠しているかなど、熟考してからの作成をおすすめします。
作成時の精度なども問題になるかもしれません。
さいごに
以前と違い、今は認定持っている技師も1000人を超えているようです。
知り合いや近隣の施設でファントム持っている方がいるかもしれません。
一番良い方法は借りることかも。
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